三菱電機ビルソリューションズ株式会社

    
Interview
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工場での生産を
最適へと導く

糸賀 直輝
2016年入社
稲沢ビルシステム製作所
製造本部 営業部
国内営業課

祖父が三菱電機に勤めていたことから、子どもの頃から三菱製品への愛着があった。そうしたことを背景に、就職活動時に企業研究をした際、三菱グループが大きな社会貢献をしていることを知り、三菱製品をもっと世界に広めたいという想いを持った。その中で、自身が骨折により松葉杖生活で不便を感じた経験から、怪我人や高齢者などの移動には、更なる昇降機の普及が重要だと実感したことをきっかけに、当社を選択した。

Section 01

スムーズな生産を実現させるハブ

私たち国内営業課は、一般的な営業職のようにモノを売るということはありません。稲沢ビルシステム製作所で生産される製品の納期管理、生産計画策定、見積り業務、工場来客対応などを行う部署です。その中で私が主に担当するのは、関東地区の新設規格エレベーターと、東北・北海道地区の新設特注エレベーターおよび新設エスカレーターの納期管理となります。この仕事は、製品を構成する部品の生産情報を、関係部門と共有しながら進捗管理をして、指定の納期までに機器を出荷させることが目的です。よって、ハプニング無く予定通り生産が行われれば、納期まで通常通り進みます。しかし、実際には部品調達の遅れや短納期要求などで、納期調整が必要となるので、その都度私たちが関係部門の間に入り、調整をしています。また、国内向け新設規格エレベーターの生産計画策定も、私の仕事の一つです。規格型のエレベーターに関する様々なデータを見て、「次月から数ヵ月先までに月何台のエレベーターをつくるのか」といった生産計画を立てています。

Section 02

相手を想うことを大切にしたい

納期管理は、調整役という側面が強い仕事であるため、関係部門への「思いやり」を強く意識するようにしています。本社や支社の営業・設計・据付部門に加え、工場の各部門など、調整をするためには様々な人との協力が欠かせません。例えば、本社の営業から納期を短縮してほしいと依頼があったとします。それをそのまま工場の各部門に伝えることは簡単ですが、それを受けた工場の各部門は、段取り変更などに大きな労力を要します。そこで、工場から聞かれると想定される質問を事前に依頼元とすり合わせることや、納期を短縮する機器を厳選して、よりスムーズに生産が進められるようにしています。相手がしてほしいことを考え、先回りして行動する。それが私の考える「思いやり」です。時にはどうしても無理な依頼をいただくこともあるのですが、断る場合は対応できない理由を丁寧に説明することを大切にしています。本社や支社の営業の先にはお客様がいますから、そこで納得いただける理由を提示できなければ、信頼関係が崩れることになりかねません。自分の仕事の先まで考えることも「思いやり」の一つだと思います。

Section 03

ロジカルな思考と
発想から生まれる指標

生産計画策定では「精度」が非常に重要です。受注状況などあらゆるデータを活用して、1年弱先までを対象に月ごとのエレベーターの生産台数を予測しています。これが工場の負荷予測や資材部門の調達計画に使われるため、より正確なものでなければなりません。
予想が大幅にずれると工場全体の操業に影響が出てしまうためプレッシャーはありますが、その分やりがいも感じています。また、データ収集に決まった方法はなく、独自のやり方で色々な工夫ができることが面白いポイントです。過去の生産台数、日本全国の物件の着工日、上期と下期の受注と生産の比率など、どのデータを組み合わせるかを考え、そこから算出した数値通りに生産が進められたときは嬉しく感じます。
そうして生産されたエレベーターが、日本全国で誰かの生活を支えていく。今後は、そんな醍醐味を海外でも実感したいと思っています。入社当時に想い描いた、「三菱ブランドを海外に広げていく」という夢を叶えるための挑戦に、真摯に取り組んでいきます。

A Day
Scheduleある1日のスケジュール
08:00
出社機器の生産進捗、見積り依頼、来客スケジュールの調整依頼といった内容のメールをチェック・返信。
09:30
打ち合わせ資材、設計、開発、それぞれの部門の担当者を交えて、遅延部品をどのように納期調整していくかなどを話し合う。
10:30
仕様変更手配扉の色を変えたいなど、仕様変更となったエレベーターに対する手配依頼書を作成し、工作部門へ依頼を流す。
12:00
昼休み同僚とお弁当を食べる。
12:45
納期調整出荷遅延が発生しそうな機器について、工事部門と連携を取り、納期を調整。
14:00
生産計画の策定様々なデータを活用して、生産予測を行う。
15:30
客先工場視察受け入れ工場を視察されるお客様の対応。
17:30
退社

休日の過ごし方

休日は、家族や友人、同僚と一緒にいることが多く、外食・映画観賞・ゲーム・料理などをして過ごしています。また、中学生の頃からラグビーを続けており、今でも大学時代のメンバーと地域のチームで一緒にプレーしています。