Interview 社員インタビュー 03 | 三菱電機ビルソリューションズ株式会社

Interview: 03

支えてもらえる
環境の中で、より大きな
リニューアルを

岡本彩: 2017年入社
首都圏支社池袋支店
昇降機モダニゼーション課
営業技術係

機械に触れることが好きだったことから、工学を学んでいた大学時代。研究室では流体力学を専攻した。就職活動時、大学のOB、OGが当社でたくさん働いていると知り、昇降機という機械を扱う保守点検の仕事に興味を持った。そして、会社説明会に参加し、学生目線で話をしてくれる雰囲気に好感を持ったことが入社の決め手になった。

Section 01

エレベーターをまるごと新しく

昇降機モダニゼーション課は、エレベーターとエスカレーターのリニューアルに対応する部署です。客先打合せ、設計、施工、引渡しまで関わっています。リニューアルには、意匠だけの変更や、制御盤・安全スイッチのみといった部分的な取り替えもありますが、私が主に担当するのは、エレベーターの一括改修工事の設計です。エレベーターをまるごと入れ替えるイメージをするとわかりやすいと思います。保証期間を過ぎようとしている時、使われている部品の生産が終了してしまう時、建物全体の改修を行う時などに実施されることが多いです。豊島区、板橋区、北区、練馬区、文京区における、高層のオフィスビル、雑居ビル、商業施設などを対象として仕事をしています。まず、営業担当がリニューアルの提案をし、その後、私たちが現場調査を行いながら様々な条件の検討をします。そこにお客様の要望を加えて最適な設計を考えることが基本的な流れとなります。この私たちのフェーズでの設計は「一次検討」と呼ばれ、内容が確定すれば、詳細設計を製作所で行うことになります。

Section 02

関わる人の立場で物事を考える

お客様に一番近い設計者として、できるだけお客様の要望に沿いたいと考えています。要望を叶えられるかの判断には、あらゆる専門知識が必要になりますので、そこがこの仕事の難しいポイントだと感じています。私の場合、もともと機械に触れることは好きでしたが、電気系統には苦手意識を持っていました。ですが、周りには経験も知識も豊富な頼れる上司や先輩がいるため、不安になるということはありません。わからないことがあればその都度確認できますし、質問を繰り返すことで着実に自分の知識になっているという実感もあります。また、営業、製作所、支社の設計、ゼネコン、設計事務所、お客様など色々な人と関わるため、相手の立場に立って物事を考えることを大切にしています。書類のやり取りが多い仕事なので、チェックをお願いする場合は「どこを確認すれば良いのか」などを明確に示すなど、相手の方が作業をしやすいようにすることを心掛けています。お客様に関しては、技術的なことに慣れていない方も多くいらっしゃいますので、誰が見てもわかるような図面を引くことを意識しています。こうした当たり前のことから、信頼関係が構築されていくのだと考えています。

Section 03

難しい挑戦こそが、
力に変わっていく

多様な要望をいただく中で、時にはかなり特殊な案件に出会うこともあります。特に印象に残っているのが、入社2年目で担当した案件です。エレベーターの一括改修工事で、意匠を改修前と同じ仕様にしてほしいという依頼でした。その意匠というのが、「金箔」を使った非常に特殊なものだったのです。さらに、エレベーター自体も標準の規格ではなく、意匠面以外でも検討しなければならないことが山ほどあったため、ゼネコンや設計事務所の方との打ち合わせも難航ぎみに…。再検討を余儀なくされることが途中で発覚することもありました。そのような厳しい状況で、助けてくれたのは上司でした。何度も一緒に現地に足を運んでくださり、適切なアドバイスもいただきました。そのおかげで何とか納期内の竣工に漕ぎ着けることができました。とても難しい案件でしたが、この経験が成長につながっているのは間違いありません。次に同じような依頼が来た場合でも、一人で対応できる力を身につけられました。若手のうちから現場で学べる機会をもらえ、強い意志さえ持っていればどこまでも成長できることが当社の魅力だといえます。このような経験を積極的に積み、複数台のエレベーターを設置するような大口案件を任せてもらうことが今後の目標です。