三菱電機ビルソリューションズ株式会社

    
Interview
02

日本を代表する
吊橋から、個人宅まで

横山 裕平
2013年入社
関西支社 兵庫支店
フィールドサービス一課

大学では生物寄りの機械工学を専攻し、医療に役立つようなデバイスの研究を行っていた。この先の未来でも必要とされる仕事を中心に就職活動を行う中で、学内説明会で当社のことを知る。社会になくてはならない仕事であり、機械に触れることが好きだったため、フィールドサービスに興味を持ち、入社を決めた。

Section 01

安全は自分の手に
かかっていると意識する

私が携わるフィールドサービスは、昇降機の保守管理を行うことが主な仕事です。保守契約をいただいているお客様と連携を取りながら、作業に入らせていただく日程などを決め、定期点検や部品の取り替えなどを行っています。具体的には、エレベーターにおける、巻上機、ブレーキ、扉周りなど、各箇所で異常がないかを確かめ、全体の寸法が基準値に収まっているかなども確認していきます。また、機器に油を差したり、清掃をしたり、使用期限が迫っている部品を取り替えたりしています。一台に対して行う作業は思いのほか多いと感じるかもしれませんが、それらの一つひとつが安全につながるため、責任を持って丁寧に対応しなければなりません。万が一のミスも出さないためにチェックシートを活用し、月ごとの点検場所を記載した資料と照らし合わせながら、見落としがないようにしています。この仕事は、「保全技能試験」という社内資格に合格をしなければ、一人で任せてもらうことはできません。それだけ重要な役割であることを意識しながら、日々の業務に向き合うことを大切にしています。

Section 02

「分からなかった」が、
実力に変わるまで

マンションや病院、商業施設など、様々な建物に使われるエレベーターを対象としていますが、中には特殊な建築物もあります。私が担当している現場では、「明石海峡大橋」が最も特徴的で、橋のメンテナンスをする作業車を運べるくらい、大型のエレベーターが設置されています。一方で、個人宅にある家庭用エレベーターに対応することもよくあります。忘れてはいけないのは、どんなエレベーターも「安全を守る」という確固たる部分は共通しているということです。仕事をしていて自身の成長を感じられる瞬間は、過去の自分と比べて迅速に対応ができた時です。はじめの頃は、現場で不具合が確認できたとしても、その原因がどこにあるのかすぐに特定できませんでした。先輩が同行していたので、すぐに質問できるという安心感はありましたが、その頃からわからなくて教わったことは確実に会得することを意識していました。それを続けていくうちに、図面を頭の中にイメージできるようになりました。そこから、不具合を解決する速度は格段に上がったと思います。いち早く不具合を解消できれば、お客様にとっては、エレベーターを早く使用できるというメリットが生まれます。経験を積むほどに人や社会の役に立てることは、今でもやりがいに感じるところです。

Section 03

社会貢献を肌で感じる瞬間

現場には色々な状況がありますが、難しいと感じるのはやはり自然災害からの復旧作業です。特に地震の場合はエリア一帯のエレベーターが安全のため停止してしまいます。多くの台数に対応しなければならず、故障の具合も建物によって違いますから、優先順位も考えなければなりません。まだまだ改善すべき課題もありますが、支店のメンバーが一丸となり、連携を取り合って次々に復旧していく様子を見ると、社会に貢献できているのだと直に感じられます。入社以来、こういった保守管理に携わってきましたが、今後はこの経験を活かしながら、保守管理だけでなく昇降機のフルリニューアル工事の案件にも挑戦してみたいと思っています。現在も部分的なリニューアル工事に関わることはありますが、「まるごと取り替える」工事は経験したことがありません。しかし、この経験ができれば、お客様に、より優れた提案ができるようになりますし、より安全を守るという側面も強化していけます。これは現在の職務を超えた目標となりますが、私たちが参加できるリニューアル工事関係の社内研修があり、挑戦できる環境は整っているのでぜひ達成したいと考えています。

A Day
Scheduleある1日のスケジュール
09:00
出社支店全体の朝礼で連絡事項や安全面の確認などを行う。その後、グループ単位の朝礼で、体調確認や一日のスケジュールを共有する。
10:00
定期点検現場に移動して、定期点検を行う。終われば、次の現場へ移動。
12:00
昼休み移動する途中で、気になっていたお店でランチ。
13:00
部品の取り替え現場に到着した後、予定していた部品の取り替え作業を行う。
16:00
帰社オフィスに戻り、その日に行った作業の報告書やカルテをまとめる。その後、翌日の現場で必要なものを準備。
17:30
退社

休日の過ごし方

休日は、4歳になる子どもと公園で遊んでいることが多いです。遊具を使ったり、虫を捕まえてみたり様々ですね。また、フットサルもいい気分転換になっています。社内の先輩が取りまとめているチームに所属して、夜からコートで試合をするなど一緒に汗をかくことで、良い関係性が築けていると思います。