三菱電機ビルソリューションズ株式会社

    
Interview
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より多くの国に
期待以上を届けたい

加藤 拓磨
2015年入社
海外事業統括本部
フィールド本部
エンジニアリング部
BSエンジニアリング1G

子どもの頃に海外で生活していた際、日本製の自動車模型を現地の友人に見せたときに、大変喜ばれて褒められたことが原体験。そこから日本のものづくりの力に憧れを持つようになった。そして、世界中の多くの人が「スリーダイヤ」のロゴを見て、一目で三菱だとわかってもらえるブランド力に惹かれたこと、インフラとして社会を支えていることに興味を持ち、入社を決めた。

Section 01

現地と日本、それぞれと
密なコミュニケーションを

私が所属するBSエンジニアリング1Gは、海外における、営業・設計のハイブリッドである海外営業設計に携わっています。直接のお客様となるのは海外の販売会社です。そこから依頼をもらい、どのくらいの価格でいつまでに納品するのかを考慮しながら、昇降機の仕様の取り決め、図面作成を行っています。求められる積載量やスピード、意匠、様々な側面から実現可能かどうかを見極め、最適な仕様を回答していかなければなりません。そのため、海外販売会社とは英語による細やかなコミュニケーションが必要ですし、現地に行けない場合は、インターネットで実際の建物を検索するなどして、お客様が本当は何を求めているのか、納期よりも満足のいく仕様を優先するのか、その真意を見極めるよう意識しています。また、販社の営業設計以外にも工場勤務の機械設計や電気設計、本社勤務の営業課など、他部署との密なコミュニケーションも欠かせません。そうして仕様をきっちり固めた後は、工場に向けた仕様書を作成できるようサポートし、客先のニーズに合致するよう対応していきます。過去には、欧州、香港、台湾、中東を担当。現在は、シンガポール、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナムを担当しています。

Section 02

関わる人全員にとって
最良となるように

仕事をする上で大切にしているのは、「顧客ファースト」で物事を考えることです。各国の文化や価値観はそれぞれ違い、建物に求められる点も異なります。そのため、非常に難しい要求をされることも少なくありません。そうしたとき、私は工場側の立場として、つくる側の目線だけで考えてしまうことがありました。しかし、そこで海外営業の方に「当社が存続しているのはお客様あってこそ」という話をしていただき、考え方を改めるようになりました。そこから、本当にお客様が欲しいと思うものを、積み重ねてきたノウハウと技術で実現させることが、当社のブランド力であると強く意識しています。ですが、あまりにも無理な要望を受けてしまうと、その負担はすべて工場にかかってくることに…。お客様と工場、両者がWin-Winとなれるバランスを取ることが、私が持つ役割だと考えています。それを全うするためには「One」で試行錯誤するのではなく、「Together」で上司、同僚、他部門、海外販売会社、すべてを巻き込んでいくことが大切です。報連相を重視することはもちろんですが、仕事の話だけでなく世間話も交えるなど、良質なコミュニケーションが重要となります。そして、今後も「より良い世界を、To build it more global.」を目指してグローバル展開という大きな壁に挑み続けます。

Section 03

世界を相手にしている
という実感

英語力を活かしたグローバルな活躍をしたいと考えて入社したのですが、その想いは間違いなく叶えられていると思います。普段の海外の方とのやり取りに加え、出張の機会にそう感じることが多いです。例えば、現地で海外販売会社の教育セミナーに参加した時のことです。自ら登壇して、製品に関することやリニューアル工事についての技術的な説明をさせていただいたのですが、この時の達成感は今でも忘れることができません。私の発表の後、海外販売会社の方々から口々に「Thank you!」との感謝の言葉をいただきました。この時、現地営業設計者の案件のサポートもさせていただきました。日本のビジネスパーソンとして仕事をし、現地のビジネスパーソンから感謝される。リアルに“グローバル”を体験できた最初の経験となりました。こういったことを積み重ねながら、海外のお客様の要望に対し、的確な技術的提案を行うことで、当社製品を選んでいただけるような営業設計者になりたいと考えています。また、将来的には海外赴任し、新設・リニューアル工事・改造・保守事業の拡大に努めるだけでなく、グローバルな思考を持つローカルスタッフを育成し、ネットワークづくりに貢献していくことが目標です。そして、今後、期待以上のサービスを提供できるよう貢献し、将来いつか子どもができたときには、自分が担当したエレベーターに一緒に乗りたいです。そして、子どもが自慢できるパパになりたいです。

A Day
Scheduleある1日のスケジュール
08:20
出社海外販売会社や開発部からのメールをチェック、返信。その後、海外販売会社との商談・会議、課題点・改善案の整理など。
10:00
案件の仕様決め海外からの依頼に対して、実現可能かどうかを確かめるために設計部門へ仕様確認の依頼。
12:00
昼休み食堂でランチ。
13:00
課内ミーティング様々な地区の担当者が集まり、進行中のプロジェクトの進捗などに関する共有を行う。
16:00
設計・開発部門と会議海外からの依頼に対して、技術的な内容を詰めるためミーティングを行う。その後、仕様回答の整理をして、海外販売会社へ正式回答。
19:00
退社

休日の過ごし方

仕事のほとんどがデスクワークのため、休日は登山やキャンプなど外で過ごしています。登山の帰りには温泉に浸かってリフレッシュすることもあります。また、キャンプで燻製料理やパエリアをつくり、甥っ子や姪っ子の笑顔を見ることが何よりのご褒美になっています。