三菱電機ビルソリューションズ株式会社

    
Interview
01

叶えるために、
できることをもっと

山田 智己
2014年入社
稲沢ビルシステム製作所
開発本部 昇降機開発部
機械システム開発課

大学では機械工学を専攻。炭素繊維強化プラスチックの研究を行っていた。就職活動時、当社に入社した大学の先輩に様々な話を聞くうちに、昇降機の構造に興味を持つようになった。そして、製品を納めるだけでなく、保守やリニューアルへもつながっていく、ストック型のビジネスに面白みを覚え、入社を決めた。

Section 01

チームの力を組み合わせる

機械システム開発課では、エレベーターの開発を行っています。エレベーターは様々な機器や部品の集合体。ベースとなる機器開発に加え、それらを最終的にどのように組み合わせ、システムでどう制御するか。さらには、限られたスペースに収めるためにどうレイアウトするかといった、開発・設計を行っています。その中で私が携わるのは、エレベーターの走行に必要なガイドレール、吊り車、巻上ロープのアンバランスを解消するコンペン装置といった機器の開発・設計です。一人ひとりが決められた機器や部品を開発するのですが、最後にはすべての機器を組み合わせていくため、自分の担当となるものだけで解決しようとすると、他の部分に大きな影響が出てしまいます。そのため、課題や不具合などに直面した際はチームで解決することが重要です。また、納入後に万が一不具合が出てしまった場合、私たちは技術的な回答を求められます。出荷前にしっかりと評価をするので、不具合が出るのは想定外の事象であることが多いです。だからこそ、報告だけを聞いて判断するのではなく、実際に現場に行って自分の目で見て、考え、原因を究明することが、安全を守るためにも必要になります。

Section 02

いつでも前向きに課題に向き合う

開発・設計を行う際、お客様や営業担当者からいただく様々な要望の中には、難しいと感じるものも多々あります。そうしたとき、できない理由を探すのではなく、まずはどのようにしたら実現できるかを考えるように心掛けています。否定から入ってしまうと、努力すれば可能なことも不可能となってしまうからです。よくある依頼として、「もう少し全体を小さくしたい」というものがあります。サイズを変更する場合、エレベーターの使いやすさや、建物全体の設計に影響が出ることもあります。つまり、私たちが簡単に対応できないと判断してしまうと、その建物は理想から遠のいてしまいます。そういったことまで意識を広げ、日々の研鑽で積み重ねてきた技術力で要望を実現していくことが、当社のブランド力にもつながっていくと考えています。ただし、その前提には安全性が担保されていなければなりません。電車や車と違い、エレベーターは運転手が存在しない乗り物。それをつくる私たちから、安全意識が欠落することは絶対にあってはなりません。過去の膨大な知見を活かしながら安全の裏付けを取り、その上で要望を叶えていくことが、使命となります。

Section 03

自分の考えを熱く伝えていく

私たちが取り扱う部品は、「調達」という形でメーカーから買い取ったものを使用することも多くあります。以前、ガイドレールの調達先を変更するプロジェクトに携わり、新しいメーカーを探し出したことがあります。その際、ガイドレールは、安全を実現するためにも非常に重要な部品ですので、当社の品質を担保するために多様な要望を伝えなければなりませんでした。メーカーから「そこまでしなければならないのか」と、疑問の声があがることもありましたが、安全性を守るために妥協はできませんでした。このとき、受け身の姿勢ではダメだと気がつきました。調達部門、製造部門、品質保証部門のキーマンを巻き込み、助言をいただきながら、メーカーに対する要望を強い意志を持って伝えていく。そのように意識することで、無事に確かな品質を担保したものを調達できるようになりました。ロジックと想いを掛け合わせたコミュニケーションができれば、難しい課題も越えていける。若手のうちからこのような経験ができたことで、大きな成長につながりました。自身を成長させるチャンスが多くあることが、当社の魅力の一つです。

A Day
Scheduleある1日のスケジュール
08:20
出社図面や資料に関する問い合わせ対応や、プロジェクトの進み具合など部内で情報共有を行う。
11:00
社内打ち合わせ開発プロジェクトに関する打ち合わせ。部品の調達における変更点などを確認し合う。
12:00
昼食社内の食堂でランチ。
13:00
設計検討、開発品の試作評価開発部品の設計図面を作成、強度の計算、シミュレーションなどを行う。並行して、別プロジェクトにおける評価にも立ち会う。
15:00
図面、資料作成工作現場に引き渡す設計図面を作成。また、部品の取り付け方やメンテナンスについても仕様書にまとめていく。
19:00
退社

休日の過ごし方

子どもを連れて、公園や屋外施設に出かけたり、家族で買い物をしたり、休日はゆっくり流れる時間を楽しんでいます。特に公園には少しこだわりがあり、面白そうな遊具がある場所であれば、遠出をすることもありますね。天気のいい日の公園は、日頃の疲れをちょうどよくリフレッシュさせてくれます。