三菱電機ビルソリューションズ株式会社

    
Interview
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面と向かうからこそ、
信頼は構築されていく

安西 信幸
2014年入社
中部支社ファシリティ部
営業技術二課

大学院では、原子力システム安全工学を専攻。プラズマ力学をテーマとして、建築業界の非破壊検査に応用する研究を行っていた。研究職を志すことも考えたが、先に入社していた学部時代の友人から話を聞き、フィールドサービスの仕事に興味を持つ。そして、大規模ビルをまるごと管理する仕事に憧れを持ち、入社を決めた。

Section 01

ビルシステム全般を取り扱う

入社後は、システム工事課にて入退室管理・中央監視システムや防犯カメラシステムなどにおける工事の施工管理を行っていました。その後、営業技術二課へ異動となり、現在はそれらの受注前後の設計業務を担当しています。この仕事は、依頼があったお客様先へ営業担当者と伺って要望を聞き、その要望に合いそうなシステムを、パンフレット片手にたとえ話を交えながらイメージをお伝えするところからスタートします。そこからは、「入退室管理をエレベーターと連携したい」「消費電力を見られるようにしたい」など、実運用に対する要求が出てきますので、それらを加味して見積り金額を算出していきます。その後、実際にシステムを導入するためのデータベースを作成するのですが、これは後々のメンテナンスにも関わってくるところなので、現場対応者にもわかりやすいものにしなければなりません。規模にもよりますが、そういった作業を一人で対応した後、出荷テストを行って納品となります。また、受注後に追加の要望が出てくることもあり、その際は金額調整も含めた商談を営業担当者と一緒に行っていきます。

Section 02

どれだけ製品知識を
身につけられるか

今の時代は技術進歩のスピードがとても早く、次々に新しい機器が登場しています。ビルシステムに関しても、AIやIoT、ロボット、クラウドサービスなど、著しい進化を遂げています。そうした中で、様々なシステム案件に対応していますが、中にはエレベーターは当社製のもので、システムやインターホン、防犯カメラなどの機器は他社製のものということがあります。もちろん、その逆もあります。そのようなことがあるため、場合によっては他社の設計担当者ともコミュニケーションを取る必要があります。しかし、他社製品と連携させるとなると、当社製のものとどうしても相性が合わないことがあります。そんな壁に当たったとしても、何とか要望を叶えるために、代替案を提示することを意識しています。ですが、その提案も自分自身の知識がなければできるものではありません。だからこそ、自社製品、他社製品を問わず、新しい機器やシステムが出てくる度にその仕様書を確認するなど、積極的に知識を吸収することを大切にしています。新旧の入れ替わりが激しく、自ら学んでいかなければすぐに置いていかれてしまうところが、この仕事で感じる難しさです。

Section 03

手触りのある
コミュニケーションを

お客様と接することが多い仕事ですから、「リアルな説明をする」ことも大切にしています。そう考えるようになったのは、過去にメールのやり取りだけで済ませてしまい、お客様の意図とは違う汲み取り方をしてしまったことがあったからです。直接お会いして会話をする、実際にデモ機をお持ちして見ていただくなど、リアルに接することで認識の齟齬がなくなるのだと経験から学びました。また、お客様はビルシステムに詳しい方ばかりではないため、専門的な名称を使って話を進めてしまうと、伝わらない部分が多くなってしまいます。そのため機能と動きに関しては、身振り手振りも交えて、誰が聞いても理解できるような説明を心掛けています。そのように様々な工夫をして、商談時の何もなかったところから、システム導入の過程で信頼関係を構築していくことこそが、この仕事の醍醐味です。また、システムを入れた数年後に「お久しぶりです」と、お客様から声をかけていただけたりすると、嬉しく感じます。今後もそうしたやりがいを感じていくために、何にでも興味を持ち、自分の引き出しを多くするための努力をしていきたいと思います。

A Day
Scheduleある1日のスケジュール
08:45
出社お客様や社内から来ているメールをチェックしながら、当日の業務の優先順位を立てる。
09:00
資料の作成、準備システムの提案書や全体工程表など、前日から作成していた打ち合わせのための資料を、最終確認して完成させる。
11:00
案件の打ち合わせ作成した資料を基に、社内で営業担当者と打ち合わせ。内容を擦り合わせる。
12:00
昼休み社内でランチ。
13:00
訪問打ち合わせお客様のオフィスに移動して、午前中に作成した資料を見せながら打ち合わせ。全体を確認いただき追加要望をいただく。
15:00
システム検討・積算業務オフィスに戻り、お客様との打ち合わせ内容を含めてシステムを再検討し、改めて金額を算出する。その後、翌日の業務整理などを行う。
19:00
退社

休日の過ごし方

社会人になってからゴルフを覚え、休日に上司や後輩、または地元の友人と楽しんでいます。季節関係なくプレーできる上、コミュニケーションツールとしても活用できるので、仕事における相談のしやすさを生み出せていると思います。部門を跨いでコンペをすることもあり、10〜12人程度が参加するなど盛り上がっていますね。