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2009年12月22日
エスカレーター欄干照明のLED化工事の販売を開始- 商業ビルなどの省エネ改善に最適、蛍光管の約50%の消費電力
ビルを、まるごと、心地よくする - 三菱電機ビルテクノサービス株式会社(本社:東京都千代田区、社長:佐藤秀一)は、2010年に施行される改正省エネ法に対応し、ビルの省エネ改善対策商品として、従来の蛍光管の約50%の消費電力であるLEDを光源に用いたエスカレーター欄干照明を開発し、2010年1月15日から販売を開始します。
2010年から施行される改正省エネ法の対象となるビルでは、エネルギー使用状況を計測・記録し、それを合算・集計して「定期報告書」「中長期計画書」「管理標準」などを作成することが義務付けられており、さらに中長期計画書に則り省エネ改善が求められます。一方、ビル内で消費するエネルギーの内、照明は大きな比率を占めており、照明の省エネ改善は目標達成のために重要な課題となっています。
今まで、エスカレーター欄干照明は、内側板がガラスタイプのエスカレーターに付けられており、デパートやホテル、遊技場など商業施設にて主に採用されています。今回、従来使用していた蛍光管に代わる新たな光源として、蛍光管に比べて約50%の消費電力であるLED照明を用いることで、階高4,000mmのエスカレーター1台で年間約50%のCO2排出量を減らすことができます。
さらに、LED照明は、蛍光管の約10倍の長寿命のためランニングコストが大幅に削減できます。また、エスカレーター欄干照明のLED化の工事は、1台あたり約5時間の短工期となっています。
◆エスカレーター欄干照明LED化のメリット
(1)LED照明は、従来の蛍光管に比べて約50%の消費電力。階高4,000mmのエスカレーター1台の欄干照明をLED化することにより、年間約50%のCO2排出量を減らすことができます(当社従前標準品比)。
(2)使用するLED照明の寿命は、蛍光管の約10倍(約4万時間)の長寿命です(1日10時間点灯した場合の当社従前標準品比)。従来の蛍光管では年1回程度の交換が必要でしたが、LED照明は11年に一回程度の交換で済み、ランニングコストを大幅に削減できます。
(3)従来の照明は、蛍光管の継ぎ目のソケット部分で照明が途切れていましたが、今回開発のLEDでは上部から下部まで連続した照明が実現でき、意匠性が向上します。
(4)蛍光管のように廃棄時の環境汚染も発生しません。
(5)蛍光管の撤去、LED照明の取り付け、電源ユニットの設置など、僅か5時間程度の短工期での工事が可能です(階高4,000mmの場合)
(6)その他
・光の色は、従来の蛍光管と同じ昼光色でチラつきがなく、安定した明るさを保ちます。
・蛍光管に比べ衝撃に強く、割れることがありません。
◆対象機種
当初、対象となるエスカレーターは、当社の管理するエスカレーター(約24,000台)の中でも主流のJ形エスカレーター(約14,000台)の内、エスカレーター欄干照明が既に付いている約6,800台です。今後、他の機種への拡大を進めていきます。
◆エスカレーター欄干照明のLED化工事の概要
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エスカレーター欄干照明のLED化工事の施工例
以上
お客様からのお問い合わせ先
三菱電機ビルテクノサービス株式会社
広報室 担当 : 長谷河、宮本
TEL:03-5810-5280
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