当社は、2022年4月1日、三菱電機株式会社のビルシステム事業と三菱電機ビルテクノサービス株式会社が経営統合し、「三菱電機ビルソリューションズ株式会社」として新たにスタートいたしました。

それまで、三菱電機グループのビルシステム事業は、エレベーター・エスカレーターなどの昇降機を基幹事業とした製品の開発・製造・販売を三菱電機ビルシステム事業本部が担当し、進出実績は世界96ヵ国、国内でのトップシェアはもとより世界各地で高いご評価をいただいてまいりました。また、三菱電機ビルテクノサービスが担当する昇降機、空調・冷熱設備、セキュリティーシステム、照明などビル設備全般にわたるメンテナンス・運用管理サービス・リニューアルなども、永きにわたり多くのお客さまからご愛顧をいただいてまいりました。
今般の経営統合により、社会インフラを支える企業として、両社で培ってきた技術・ノウハウを統合、一貫した事業運営体制で、昇降機をはじめとした多彩なビル関連製品・サービス群とビル運用管理の豊富な経験、さらに先進のデジタル技術を掛け合わせた統合ソリューションを、ワンストップでお客さまへご提案してまいります。

今、サステナブルな社会の構築への貢献は、極めて重要な課題です。当社は、カーボンニュートラルに向けた再生エネルギーの活用や省エネを促進するエネルギーマネジメント、災害時のいち早い自動復旧対応を可能にする強固な保守運用管理システム、労働力不足を補うサービスロボットの円滑な縦横移動を助けるロボット移動支援サービス、安心を提供する入退室管理や監視システムなどのセキュリティーシステム、またコロナ禍で関心の高まったエレベーター行先予報システムによる人流制御などの製品技術を保有しています。これらの確かな製品・システム技術力、施工技術力、保守運用技術力を基盤に先端の情報システム技術を活用して、統合ソリューションとして幅広く、よりグローバルに、社会課題の解決と個々の利用者の視点に基づいた新たな価値を提供することで、ビル空間における日々の安全・安心・快適のさらなる進化と、持続可能な社会の両立に貢献してまいります。

これらを実現していく当社の原動力は「人」であり「技術」にあります。
私たち社員一人一人を、より信頼いただけるよう、知識、技能、技術を磨き、お客さまからご評価いただけるよう努めてまいります。