トラベル・スケッチ 今治 オフショット

三菱電機ビルソリューションズの広報誌「Fika!」読者のみなさまへ、本誌未掲載の写真やこぼれ話をご覧いただけます。
今回は、2024年夏号/Vol.10の「トラベル・スケッチ」で特集した「村上海賊の本拠地 しまなみ海道を行く」 」のオフショット集をお届けします。

<撮影 香川康之>

村上海賊の本拠地「能島」

大島と伯方島の間に浮かぶ能島(のしま、写真左)は、瀬戸内海で大きな勢力を誇った能島村上氏の本拠地でした。隣の小さな鯛崎島とともに島全体が城郭になっており、「能島城跡」として国史跡に指定されています。発掘調査によって建物跡が発見され、数多くの陶器や茶器なども出土。岩礁では桟橋を作るために建てた柱杭の穴を見ることもできます。

村上海賊の海を体感「宮窪瀬戸潮流体験船」

能島周辺の海域を宮窪瀬戸といいます。複雑な流れから、古来より瀬戸内海でも難所中の難所として知られていました。村上海賊の時代から400年以上たった今も、潮流の激しさは変わりません。「宮窪瀬戸潮流体験」では、白い波しぶきを上げる潮流を船の上から間近に見ることができます。(撮影協力/宮窪瀬戸潮流体験 Tel. 0897-86-3323)

世界初の3連吊橋「来島海峡大橋」

しまなみ海道の橋で最大規模を誇る「来島(くるしま)海峡大橋」は、世界で初めて実現した第一大橋、第二大橋、第三大橋から成る三連吊橋。総延長4.1kmで、約9年の歳月をかけて建設され、1999年に開通しました。緑濃い大島に向かって、青い海の上を真っ白な大橋が伸びています(来島海峡展望館の展望所より臨む)。

しまなみ海道随一の絶景「亀老山展望公園」

大島の南端近くに盛り上がる亀老山(きろうさん)の頂上に、「亀老山展望公園」が整備されています。ここからの眺望は、しまなみ海道随一ともいわれる絶景。建築家の隈研吾氏が設計した、自然豊かな環境に溶け込むような美しい展望台にも注目です。

大山祇神社の「御神木」

大三島(おおみしま)にある大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)は日本総鎮守とされ、全国に1万を超える分社を持つ神社。厳かな雰囲気が漂う本殿や拝殿などとともに、そびえる大楠の御神木も見逃せません。御祭神である大山積神(おおやまづみのかみ)の子孫、小千命(おちのみこと)が大三島に大山積神を祀る際に手植えしたと伝わっています。(撮影協力/大山祇神社 Tel.0897-82-0032)

ブドウ栽培からワイン醸造まで「大三島みんなのワイナリー」

2015年に大三島で初めて醸造用ブドウの栽培に取り組み、この島ならではのワイン造りを行っている「大三島みんなのワイナリー」。古民家をリノベーションした趣ある販売所(写真)は、「大山祇神社」にほど近い場所にあります。(撮影協力/大三島みんなのワイナリー Tel.0897-72-9377)

動く「タオル織機」を見学できる「今治タオルLAB」

高い吸水性など、今治タオルの良さがよく分かる「今治タオルLAB」。館内中央にある「タオル織機」(写真)は、稼働しているところを見学できます。明治初期の「ヒゴ織機」、明治末期から大正時代の「足踏みバッタン織機」など以前に活躍した機械の展示もあります。(撮影協力/今治タオルLAB Tel.0898-34-3486)

ガッツリ系のご当地グルメ「焼豚玉子飯」

今治を代表するご当地グルメが、ご飯の上に薄く切った焼豚をたっぷりのせ、半熟の目玉焼きをのせた「焼豚玉子飯」。もともとはある中華料理店(閉業)の賄い飯で、そこで修行して独立した「白楽天」初代店主が改良し、メニューに加えたのが始まりとのこと。やや甘めのタレとコショウのハーモニーが絶妙です。(撮影協力/白楽天 Tel.0898-23-7292)

伝統工芸品、菊間瓦がわかる「かわら館」

今治市菊間町で生産される「菊間瓦(きくまがわら)」は、約750年に及ぶ長い歴史がある伝統工芸品。いぶし銀のような独特の色とツヤに加えて、とても強くて耐久力があり、耐寒性や断熱性、防水性にも富んでいるのが特徴です。菊間瓦の歴史と特色を紹介する「かわら館」では、意匠を凝らした鬼瓦や貴重な屋根瓦、製造道具などを展示しています。(撮影協力/瓦のふるさと公園かわら館Tel.0898-54-5755)

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