クイーンズスクエア横浜

クイーンズスクエア横浜 クイーンズスクエア横浜

利用ソリューション:エレベーターリニューアル
対象設備:三菱電機製
目的/課題 竣工から25年が経過し、施設内の重要な移動手段であるエレベーター、エスカレーターの更新時期が来ていた
解決策 自治体の基準に沿って、耐震基準、バリアフリーなどの面で法令適合を行いながら、シースルーエレベーター2台をリニューアル。巻上機や制御盤の取り替え、安全装置の設置、耐震対策等を行った
効果 かご室など流用できるものは生かし、安全・安心・快適に利用できる最新機能を備えたエレベーターに更新。乗場のサイン看板の交換や昇降路全体のクリーニングで新設時に近い状態となった

お客様インタビュー

管理運営されている施設の特徴と弊社にご相談いただいた背景について教えてください

1997年に開業した「クイーンズスクエア横浜」は、3つの高層オフィスビル(クイーンズタワーA・B・C)、ショッピングモール(みなとみらい東急スクエア)、ホテル(横浜ベイホテル東急)、コンサートホール( 横浜みなとみらいホール)等から構成される大型施設です。「ステーションコア」は同施設と横浜高速鉄道みなとみらい線みなとみらい駅をつなぐ巨大なアトリウム( 吹き抜け空間)で、その移動手段として大切な役割を担っているのが、地下3階~地上1階を結ぶシャトルエスカレーターと、地下3階~地上3階を行き来するシースルーエレベーターです。開業以来、同エレベーターの保守に関わってきた三菱電機ビルソリューションズから、竣工25年を迎える節目に更新の提案をいただきました。

今回のリニューアルの内容について教えてください

更新にかかる費用は毎年平準化を図りながら、あるべき最適な設備改修を行っています。今回のリニューアルでは流用できるものは生かし、今の時代に対応した最新機能を備えたエレベーターへの更新を目指しました。区分所有者から耐震基準、バリアフリーに関する法令順守、安全面への配慮などに関する要望が数多くあり、こうした要望や法令適合をクリアしながら、かご室はそのままに、心臓部である巻上機や制御盤を取り替え、耐震対策、安全装置( 戸開走行保護装置)などを施して安全・安心・快適に利用できる最新式のエレべーターに更新しました。

実際の工事の状況について教えてください

工事期間中はエレベーターの停止が避けられませんが、特にベビーカーや車椅子の利用者、高齢者等の大事な動線を確保するため、1台ずつ停止して行うことにしました。ただし、繁忙期のクリスマスシーズンや年末年始は、テナントである商業施設からの要望もあり、2台とも稼働できるようにしました。具体的にはクリスマス前までに1台ずつ停止して制御機器の更新を行い、年末年始は2台運転。1月中旬から再度1台ずつ停止して意匠・建築工事を開始するという方法で行いました。来館者の安全や騒音等に配慮し、工事は営業時間外の深夜帯に行いました。また、シースルーエレベーターは昇降路やロープなどが外側からも見えるため、清潔感のあるクリーンなイメージが大切であり、乗場のサイン看板を交換したほか昇降路全体をクリーニングしました。

施工ギャラリー

その他・補足事項

新たにシャトルエスカレーターのリニューアルに着手しており、2023年に設計を完了し24年から数年をかけ工事を行う予定です。シャトルエスカレーターは3台あり、1台ずつ改修しながら残りの2台でピーク時の動線を確保できるよう混雑回避対策を検討中。綿密に計画を練り工事を実施していきます。                               <本記事は広報誌「Fika!」夏号(通巻6号)2023年7月1日発行にて掲載>

インタビュー当時の所属 
東日本支社 営業統括部 横浜営業部 みなとみらい営業課 課長代理

担当者:加藤 渉

みなとみらい地区の高層ビルを中心に営業活動を行っています。今回のリニューアルでは、東急コミュニティーさまのお客さまである商業施設の運営会社との情報共有や、施設利用者の動線確保に注力しました。交換する機器の搬入経路の安全性の検証やテナントさまへの工事日程の共有も徹底しました。また、劣化していた乗場のサイン看板のリニューアルをご提案し、誰もが見やすいデザインに一新することで設備のイメージアップを図ることができました。利用者の目線に立って考え、お困りごとを察知し、その解決のお手伝いをすることが私のモットーです。エレベーター・エスカレーターを中心とした生活空間づくり全般のソリューションを今後もご提案してまいります。

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