社会医療法人 中央会 尼崎中央病院 社会医療法人 中央会 尼崎中央病院
利用ソリューション | :空調設備リニューアル |
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利用ソリューション | :中央監視システムリニューアル |
対象設備 | :三菱電機製 |
目的/課題 | 病院の設備、建物が増えるにつれ、患者さま、職員も増え、電気の使用量が増加。省エネ・節電の必要性が高まった |
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解決策 | 照明設備のLED化による省エネ対策と合わせて、空調設備の一部を三菱電機「コンパクトキューブ」に入れ替え、中央監視システムに「ファシーマ」を導入し、電力の「見える化」を実現 |
効果 | 部屋ごとの温度制御やデマンド管理などフレキシブルな対応が可能になり、病院全体の電力消費量の削減に成功。合わせて院内環境の快適性が向上した |
利用ソリューション1 | コンパクトキューブ |
利用ソリューション2 | ファシーマ |
お客様インタビュー
弊社にご相談いただいた背景について教えてください
1951年、内科、外科、産婦人科からなる「潮江病院」の開設が当病院の始まりです。1996年に地上11階地下1階の本館病棟が完成し、「患者さま第一」で常に医療の質を向上させ、快適な環境の中で良質で安全な医療を提供する病院を目指してきました。一方、病院の設備や建物が増えるにつれて、省エネ・節電の必要性も高まってきました。築20年を経過した本館病棟の契約電力のデマンド値管理が難しくなっていたこともあり、院内の快適性を高めながら省エネを図るという観点から、早々に対策を講じる必要がありました。そこで照明設備のLED化による省エネ対策と合わせて、2013年に耐用年数に達した空冷ヒートポンプチラーの一部を「コンパクトキューブ」に入れ替えました。そこから三菱電機ビルソリューションズとの本格的なお付き合いが始まりました。
弊社を選んでいただきました理由について教えてください
「コンパクトキューブ」は、設備工事会社での勤務経験がある職員が稼働効率やスペース効率の良さを高く評価していました。サイズもコンパクトで大型チラーで必要となる高圧ガス保安法の届出が不要なことなどが優位な条件でした。そこで耐用年数に達していた空冷ヒートポンプチラーの一部を高効率・大容量の「コンパクトキューブ」に入れ替えました。その工事に当たった三菱電機ビルソリューションズの担当者に中央監視システム刷新の相談をしたところ、「ファシーマ」の提案がありました。他社との競合はありましたが、電力量の「見える化」に関して「ファシーマ」のスペックが最も私たちのニーズに適っており導入を決めました。企業として信頼性があり、今後のお付き合いの中で担当者が交替しても質の高いサービスを提供してくれるという安心感もありました。
ご契約後の状況について教えてください
「コンパクトキューブ」に加え、「ファシーマ」の導入後、部屋ごとの温度制御やデマンド管理など、きめ細かくフレキシブルに対応できるようになり、照明設備のLED化と合わせて病院全体の電力消費量を期待通りに削減できました。今後は、当病院のエネルギーマネジメントに「ファシーマ」の機能とデータをさらに活かしていきたいと思います。また、今回のリニューアルで省エネ効果があった分を、医療の質とサービスの向上に投資できるようにしたいと思います。
その他・補足事項
尼崎中央病院には24時間365日、患者さまがいらっしゃいますので、設備更新においては、患者さまにご迷惑がかからないように綿密な工事スケジュールを組む必要があります。また、「病院という組織は現状維持ではなく、医学の進歩や社会情勢を見ながら常に進化していく」という方針があり、「壊れたから改修する」という「後追い」ではなく、長期的なビジョンに基づく「攻めの改修」を重視し、サービスの提供を行っています。 <本記事は広報誌「1194」春号(通巻152号)2016年4月1日発行にて掲載>
インタビュー当時の所属
関西支社 阪神支店 営業課 三係 係長
担当者:村中 健敏
尼崎中央病院様とは、2013年の空調熱源の一部更新がきっかけとなり、お付き合いが始まりました。その後、空調設備のリニューアルや中央監視システムの構築、「ファシーマサポート契約」を提案し、ご採用いただきました。私が営業担当者として最も大切にしているのは、お客様とのコミュニケーションです。今後も、「設備で何かあったら、三菱電機ビルソリューションズを呼ぼう」と言われるように、的確な提案と迅速な対応でご期待に応え、信頼関係を深めていきたいと思います。