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掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2017年08月07日

ビジネスパーソン1,000名に聞く、夏のオフィス環境に関する意識と実態調査


~クールビズ28℃は“エアコンの設定温度”ではなく“室内温度”~
7割以上がクールビズを勘違いしていた!
「ビルを、まるごと、心地よくする。」三菱電機ビルテクノサービス株式会社では、夏のオフィスにおけるクールビズや空調機器(エアコンなど)に関する意識や実態を探るべく、オフィスで働く20代~60代(70代を含む)のビジネスパーソン(男女)1,000名を対象に、アンケート調査を実施しました。

主な調査結果として、7割以上(75.5%)の職場がクールビズやスーパークールビズを実施している一方で、環境省が推奨するクールビズが『衣服を軽装にして、室内温度(冷房時)を28℃に調整すること』であると、正しく理解している人は23.8%でした。

クールビズを勘違いしている人の多くが、衣服を軽装にしたうえで『エアコンの設定温度を28℃で設定』(38.2%)、『エアコンの設定温度を25℃~28℃の間で設定』(25.4%)と回答。6割以上がクールビズは“室内温度”ではなく“エアコンの設定温度”と思っているようです。さらに、エアコンの設定温度を28℃にしているオフィスは約20%を占め、その過半数が暑いと感じている結果となりました。

オフィスのエアコンの設定温度(冷房時)は26℃が最多(24.8%)!
オフィスのエアコンの設定温度(冷房時)は26℃が最も多く(24.8%)、次いで28℃(19.9%)、27℃(19.3%)、25℃(16.3%)の順となりました。

28℃設定のオフィスでは、全体の過半数(51.8%)が暑いと感じている!
男性の約6割(58.7%)、女性の約4割(39.7%)は、エアコンの設定温度(冷房時)が28℃では“暑い”と感じており、男女合計すると全体の過半数(51.8%)が暑いと感じている結果になりました。また、「ちょうど良い」と回答した中で最も多いエアコンの設定温度は、男女ともに「26℃」でした。

女性の約8割(79.5%)は、オフィスの冷房で体調不良になったことがある!
夏のオフィスが寒いと感じている人の中で、女性の79.5%、男性でも70.8%の人がオフィスの冷房が“体調不良に結びつくことがある”と回答しました。

6割以上(63.9%)が、空調の設定温度を“黙ってこっそり”変更していた!
黙ってこっそり空調の設定温度を変更したことがある女性は67.8%、男性では60.0%、全体で63.9%となりました。また、設定温度を変更する際、女性の60.2%は“温度を上げる”、男性の66.7%は“温度を下げる”結果となりました。

7割以上(75.5%)の職場がクールビズ・スーパークールビズを実施!
クールビズを実施している職場は64.6%、スーパークールビズは、10.9%で合計75.5%。ノーネクタイ・ノージャッケトは一般化しつつありますが、ポロシャツ・チノパンなどの軽装には壁が高いようです。

環境省が推奨するクールビズを正しく理解しているのは23.8%!
環境省の推奨するクールビズは『衣服を軽装にして、室内温度(冷房時)を28℃にすること』であると正しく理解していた人は23.8%でした。多くがエアコンの設定温度と室内温度を間違えている結果となりました。

『調査実施概要』

◆調査手法:WEB調査
◆調査機関:ジャストシステム
◆実施日時:2017年6月30日~7月16日
◆調査対象:オフィス勤務者で、空調の設定温度を変更できる人
◆対象内訳:20代から60代(70代を含む)の男女各100サンプル(合計1,000サンプル)

【終わりに】
今回の調査によって、多くの企業がクールビズに取組んでいる一方で、環境省が推奨するクールビズは“エアコンの設定温度28℃”と勘違いしている人が多いことが明らかになりました。また、設定温度が28℃では、“暑い”という意見が過半数を占め、オフィス内の室内温度のムラをはじめ室内環境に対して様々な不満がありながらも、改善する取り組みがまだまだ進んでいないようです。

エアコンの設定温度は、冷房時の外気温、オフィスレイアウト(OA機器や人の数)や日射・気流など建物内の状況、空調機器の能力などの影響により、設定温度を28℃にしても、室内が必ずしも均一に28℃になるとは限らないため、職場環境や個々の体調に応じて無理のない範囲内で快適な室内環境を作ってもらう意識作りが大切です。

衣服の軽装をベースに、オフィス内のレイアウトを工夫しながら、ブラインドの設置やLED電球への交換、扇風機・サーキュレーター・ファンなどの併用、エアコンのドライ運転の利用などちょっとした対策を行うことで、室内環境の不満の解消や省エネ効果も期待できます。

※詳細は下記PDFファイルをご覧ください。

以上

お問い合わせ先

三菱電機ビルテクノサービス(株)  広報室
Tel:03-5810-5280  FAX :03-5810-5277  Mail:a_meltec-kouhou@meltec.co.jp

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