ニュースリリース・お知らせ
掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。
2007年10月30日
地震後約30分でエレベーターを自動復旧させる
地震時エレベーター自動診断&復旧システム
「ELE-Quick(エレクイック)」の対象機種を拡大
“ビルを、まるごと、心地よくする” - 三菱電機ビルテクノサービス株式会社では、地震時エレベーター自動診断&復旧システム「ELE-Quick(エレクイック)」の対象機種を拡大し、2007年11月1日から運用を開始します。
これにより、当社が保守・管理を契約しているエレベーターのうち約25%に相当する約40,000台が対象となります。
◇「ELE-Quick(エレクイック)」について
当社は、三菱電機株式会社と共同で、2005年12月に国内で初めて、遠隔点検・診断技術を応用した地震時のエレベーター復旧技術の開発に成功し、2006年10月10日から「ELE-Quick(エレクイック)」の名称でサービスをご提供してまいりました。これは、一定規模の地震の揺れにより「地震時管制運転装置」が作動して運転を休止したエレベーターの異常の有無を自動診断し、安全性を確認して約30分で自動復旧するメンテナンスサービスです。
◇対象機種拡大について
これまでの対象機種は三菱機械室レスエレベーター「AXIEZ(アクシーズ)」のみでしたが、今回の対象機種拡大により、1997年以降に販売された三菱電機製エレベーター 「GRANDEE(グランディ)」「ELEPAQ(エレパック)」「ELEPAQ-i(エレパックアイ)」や、三菱エレベーターリニューアル「ELEMOTION(エレモーション)」でリニューアルしたエレベーターにも適用可能となりました。
◇防犯カメラ録画サービス「モーションサーチ」の対象機種も同時に拡大
同時に、防犯カメラ録画サービス「モーションサーチ」についても対象機種を拡大します。このサービスは、エレベーター内で通常とは異なる大きな動作(暴れ、殴るなど)が発生した場合、リアルタイムに検知して、そのレベルに応じて最寄り階へ移動しドアを開けたり、警告アナウンスなどを自動的に行うサービスで、三菱エレベーターリモートメンテナンス契約「エレファースト」のオプション契約である「防犯カメラ録画サービス」の一部として、2006年2月から運用を開始。ビルオーナーをはじめ、流通施設の管理担当、マンションの管理組合などから多くの反響をいただきました。こちらもELE-Quick同様、約40,000台に適用可能となり、導入を加速化させていきます。
◇契約料金
(1)「ELE-Quick(エレクイック)」
・「P波センサー付地震時管制運転装置」または「地震時管制運転装置」の保守点検料金に包含します。
(参考)「P波センサー付地震時管制運転装置」「地震時管制運転装置」の保守点検料金
|
フルメンテナンス契約 |
POG契約 |
「P波センサー付地震時管制運転装置」の場合 |
月額2,000円 |
月額1,500円 |
「地震時管制運転装置」の場合 |
月額1,500円 |
月額1,000円 |
※リスタート機能が装備されていないエレベーターにELE-Quickを適用した場合には、同機能も有効となります。
<リスタート機能とは>
地震時管制運転中に、ドア開放検知等の安全装置が作動して階間での停止が発生しても、一定の安全条件が満たされている場合には管制運転を再開し、最寄階に着床して戸を開くことで乗客の閉じ込め防止を図る機能です。
(2)「モーションサーチ」
・エレベーターメンテナンス契約のオプション契約である「防犯カメラ録画サービス」の付帯サービスとして、同サービスの契約料金(月額4,000円)に包含されます。
<注>「ELE-Quick(エレクイック)」「モーションサーチ」ともに、導入を開始する際に制御基板の変更や防犯カメラの設置などの費用が発生する機種もあります。
「ELE-Quick(エレクイック)」と「モーションサーチ」のサービス概要については、本ページ下部に添付している印刷用PDFファイルまたは、つぎの参考ページをご覧ください。
<参考>
・当Webサイト「ELE-Quick(エレクイック)」紹介ページ
・当Webサイト「モーションサーチ」紹介ページ
ele-quick
以上
報道関係からのお問い合わせ先
三菱電機ビルテクノサービス株式会社
広報室 長谷河・宮本
Tel : 03-3201-8060
PDFでご覧になるにはAdobe Acrobat Readerが必要です。無料でダウンロードできます。