• 更新日:2023.11.13
  • 作成日:2022.07.21

エレベーターのしくみ ロープが切れても大丈夫なの?

エレベーターは、子供からお年寄りまで誰もが安心して使えるように、2重3重に安全なしくみが施されているので大丈夫です。

1)ロープは3本以上

エレベーターは、一般的に3本以上のロープで支えられています。※1また、1本でも問題なく支えられる頑丈なワイヤーロープが使用されており、万が一、一部のロープが切れてしまっても落下しないように設計されています。
※1 油圧エレベーター等、一部機種ではロープ本数が3本に満たないケースがあります。

ロープは3本以上

2)非常ブレーキもついています

実はエレベーターには“非常ブレーキ”がついています。万が一すべてのロープが切れるなどしても「非常止め装置」が働いてエレベーターが落下しない機構が必ずついています。この装置が発明されたことで人が乗れるようになったそうです。
この装置が働くと、エレベーターの自重を利用して両側にあるガイドレールをがっちりと挟み込んで停止させます。

非常ブレーキもついています

3)最終手段も用意

「非常止め装置」が効かずに停止できなかった場合も想定して、最下部には「緩衝器」が備えられています。
落下したエレベーターを床に直撃するのを防ぎ、受け止めて衝撃を和らげます。

最終手段も用意

このように、エレベーターには映画やドラマの中で描かれるようなトラブルが発生しないように様々な安全装置が設置されています。そして、万が一にも重大事故を発生させないために、これらの安全装置が常に正常に動作するよう日常の点検がとても大切なのです。

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