エレベーターに乗る際「ブーーー」とブザーが鳴ったり、「満員です。後からお乗りの方は…」とアナウンスが流れて、降りなければならなくなった経験はありませんか?
この機能は「秤(はかり)装置」といいます。
1)何人まで乗れるの?
エレベーターは、かご室のサイズによって積載容量(定員)が決まっています。「秤装置」は、乗車人数ではなく総重量を検知して定員オーバーであることをお知らせしています。
そのため、重い荷物を持っていたり、逆に小さなお子様が乗っている場合など、状況によって実際に乗車できる人数は変わってきます。
2)この装置には別の役割もあります
この「秤装置」は満員の状態を検知しているので、効率的な運行制御にも一役買っています。
他の階で呼びがあっても停止させずに通過させる「満員時通過機能」や、定員オーバーで乗車できなかった際に乗場ボタンを再点灯させる「満員出発時乗場呼び自動登録機能」などです。
3)群管理システムによる自動制御にも
また、複数台の運行を自動制御する「群管理システム」が搭載されているエレベーターでも活躍します。
この「秤装置」で、各号機の混雑状況を検出し、全台数をより効率的に運行するよう自動制御しています。
このように満員をお知らせする機能も、単に乗客数を検知するだけでなく、みなさまが快適にエレベーターをご利用いただけるような各種サービスに活用しています。
*三菱電機製の場合。エレベーターによって機能の装備状況は異なりますのでご了承ください。
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