エスカレーターの安全な利用方法とマナーを改めて考えてみませんか

エスカレーターの安全な利用方法とマナー

「エスカレーターに乗る時、急いでいる人のために片側を空ける」。昨今、当然のマナーのようにまかり通っています。でも本当に正しいことなのでしょうか?

当社をはじめ業界団体では、安全利用の観点から、エスカレーターでは歩かないよう呼びかけています。

エスカレーターの事故は、特に高齢者やお子様に多い傾向があります。小さなお子様は「保護者が手をつないでステップの中央に乗るように」と安全な利用方法 を呼びかけていますが、「並んで乗っていたら歩いてきた人に押された」「追い抜きざまにカバンをぶつけられた」など、転倒や大事故につながりかねない例も 多々あるようです。

また、事情があって反対側の手で手すりをつかまなければならない高齢者や体の不自由な人、片方の手にケガをしている人もいます。交通バリアフリー法の施行によりエスカレーターの設置場所が増えたのは喜ばしいことです。しかし、それだけでは十分ではありません。

マナーとは相手のことを考え、スムーズな人間関係をつくるためのものです。誰もが安心してエスカレーターを利用できるように、安全な利用方法とマナーを改めて考えてみませんか。

オーナーや管理者の皆様には、安全な利用方法についての呼びかけに、ぜひご協力をお願いいたします。