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掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。

2007年01月16日

三菱電機ビルテクノサービス株式会社

災害発生時のエレベーターの点検・復旧結果をラベルでお知らせ
~地震時のエレベーター復旧総合対応体制の一環として~

  “ビルを、まるごと、心地よくする”-三菱電機ビルテクノサービス株式会社(本社:東京都、取締役社長:岡部 季生)では、地震や水害で停止したエレベーターの緊急点検・復旧作業結果をビル管理者等へ直接報告できない場合に、いつ、誰が対応し、その結果がどうであったかという情報をお知らせする表示ラベルを導入します。このラベルは、エレベーター乗場付近等の目に付きやすい箇所へ貼り付け、「点検の結果異常が無かった」「機器に異常があり停止中」「訪問したが点検できなかった」等の結果をビル管理者や利用者へ正確・迅速に提供することが可能です。

 当社では、地震や水害で停止したエレベーターに対し緊急点検・復旧作業を行った場合、エンジニアがその結果をビル管理者やマンション管理人等へ直接報告しています。しかし、曜日や時間帯によっては直接報告できないケースも少なくありません。また、緊急点検・復旧作業を実施した後に、そのことを知らない利用者からお問合せをいただくことも多数あります。

 このことに関して、国土交通省社会資本整備審議会建築分科会 建築物等事故・災害対策部会が昨年4月18日に報告した「エレベーターの地震防災対策の推進について」の中でも、地震時におけるエレベーター乗場側での運行状況等に関する情報提供が不足している点が指摘され、早急に対策を講ずべき課題の一つとされています。

 こうした状況から当社では、エレベーターの状況に関する情報を表示するラベルを作成し、エンジニアが緊急点検・復旧作業を実施した直後に、エントランス階の乗場押しボタン付近等の目に付きやすい箇所へ貼り付ける運用を導入することとしました。このラベルにより、管理者等へ直接報告できない場合でも当社が対応した結果を正確に伝えることが可能です。管理者等は張り紙等で利用者へエレベーターの状況を伝える手間が省け、利用者も管理者等への確認なしにエレベーターが使用できるか否かに関する正確な情報をいち早く得ることができます。

 なお、ビルにより事情や状況が異なるため、個々に相談しながら順次適用していきます。

 

導入する表示ラベル

以上